皆さんはYouTubeとニコニコ動画のどちらをよく視聴するでしょうか。
どちらか一方しか見ていないという人、どちらもよく見ているという人、様々いるかもせれません。

しかし、動画投稿者の立場に立ってみたら一体どちらのほうが皆に見てくれるのか、延いてはどちらのほうが収益化できるのか気になりますよね。

今回はYouTubeとニコニコ動画の二つをあらゆる面から比較し、徹底考察していこうと思います。

 

目次

一番の差は料金にあり! 

まずそれぞれにかかる料金から考察していきます。

基本的にYouTubeは無料で使用することができます。
一方、ニコニコ動画は月額540円かかります。

正確にはYouTubeは月1180円の「YouTube Premium」 という月額課金制度があります。

しかしこれは動画のバックグラウンド再生ができるようになったり広告を非表示にすることができるようになったりと、消費者目線では便利な機能かもせれませんが、動画投稿者という観点に立った時場合、必要性は薄いかと思われます。(正直、個人的には消費者目線でもあまり必要性を感じませんが)。

ニコニコ動画でも月額制度があり、こちらは月に540円とYouTubeよりは安いです。

回線混雑時の優先視聴や広告の非表示などが可能。

動画投稿者の立場に立った場合、ニコニコ動画は無料会員では50本しか動画投稿をすることができませんが、課金すれば無制限に動画を投稿することが可能になります。

しかし、YouTubeでは無課金ユーザーでも動画投稿に上限はないため、あえてニコニコ動画で動画を上げるメリットは少ないといえるでしょう。

 

ユーザー数もYoutubeに軍配

YouTubeは周知のとおり、Googleの傘下にあり世界を代表する動画プラットフォームです。

一日になんと世界で約20億人のアクセスがあるといわれ、日本人の約10人に8人が日々の娯楽にYouTubeを使っているそうです。

それほどの巨大マーケットであるのに対し、ニコニコ動画に視聴者は主に日本人のみです。

視聴者層も主に若者世代に限られてしまい、皆が視聴する動画プラットフォームというにはやや母数が足りないように思います。

 

一昔前に「ニコニコ世代」という言葉がはやり、主にアニメやボーカロイドが好きな若者世代に支えられてきたニコニコ動画ですが、最近ではその市場規模は減少傾向にあります。

 

正確無比な解析ツール

人気のある面白い動画を作ろうと思った時、何が大切でしょうか。

もちろん視聴者を楽しませることのできる企画やアイディア力、またはそれを支える機材なんかも大事ですが、手だけでなく頭も使って客観的に自分の動画を分析することがとても重要です。

YouTubeには「アナリティクス」という機能がもともとついており、これで自分の動画を見た人たちがどういう人達であるかを確認することができます。

何歳の視聴者が多いのか、何の端末で見ているのか、何を検索して自分のチャンネルにたどり着いたのか、そもそも男性なのか、女性なのか…。

YouTubeではこういった情報をみることができるため、自分の動画の視聴者を分析することができ、それに合わせたマーケティング戦略を練ることができます。

何事もそうですが、客観的なデータを元にPDCAを回すというのはとても重要になってきます。
しかしニコニコ動画では再生回数とコメント数しか見ることができないため、データに乏しく、適切なマーケティング戦略を練ることは難しいでしょう。

データ分析という観点でも、YouTubeの方がオススメです。

 

 

ニコニコ動画は画質に注意が必要

画質について考察するにあたり、「エンコード」という言葉を理解する必要があります。

「エンコード」とは英語で「enconde」という単語であり、「記号化」や「暗号化」といった意味に訳されます。

どういうことかというと、動画というのは再生するにあたり、使っている端末にあった動画形式で再生しないといけません。

各端末で視聴できるように動画を圧縮したり変換したりするのですが、この作業をエンコードと呼んでいます。

そしてこのエンコードですが、YouTubeとニコニコ動画ではかなりの差が生まれてしまいます。

YouTubeはオリジナルの動画の画質のまま投稿できるのに対して、ニコニコ動画はオリジナルが高画質だとしてもエンコードによって画質をかなりさげられてしまいます。

よって、画質という観点でもYouTubeへの投稿の方が望ましいです。

 

 

収益性

恐らく、これが気になっている人は多いのではないでしょうか。
どちらの方がマネタイズしやすいかを見ていきたいと思います。

 

結論から言えば、これは一長一短です。
人によってどちらの方が収益を見込めるかは変わってくるでしょう。

以下、このような結論に至った理由について見ていきます。

まず、単純な一回当たりの再生回数の単価を見てみます。

YouTubeの再生単価は0.1円。対してニコニコ動画は0.3円といわれています
ニコニコ動画は再生回数だけでなく、コメントやマイリスト数によっても変動するため、絶対に0.3円というわけではないのですが、あくまで目安としてこの数字となっています。

また、新規投稿者が動画を上げる際には、YouTubeよりもニコニコ動画のほうが参入しやすいです。

なぜかというと、ニコニコ動画と違い、YouTubeは広告収入を得られるための条件がちょっと厳しいです。

具体的に、過去一年分の動画再生時間が合計4000時間以上、そしてチャンネル登録者数が1000人以上でないと広告を貼ることができません。

特にチャンネル登録者数1000人以上という条件は少し厳しめに思ってしまいますよね。

ただ、いったん視聴者が集まってしまえば、YouTubeでは動画説明欄にアフィリエイトリンクを貼ることができたりとYouTubemの方がなにかと収益化しやすくなっています。

ニコニコ動画で視聴者を集めてから、YouTubeに移行するというのも一つの手かもしれませんね。

 

YouTubeとニコニコの違いを解説している動画まとめ

最後にYouTubeとニコニコ動画の違いを解説しているチャンネルを紹介しようと思います。

せっかくなので、YouTubeとニコニコ動画、それぞれ一つずつ見ていきます。

まずはYouTubeの方から見ていきます。

 

こちらのチャンネルではYouTubeやニコニコだけでなく、ツイキャスやイチナナライブなどの動画配信サイトを比較して、各サイトの収益化の仕組みについて解説しています。

約10分と短い動画なので、気軽に見ることができます。

 

ニコニコ動画の方ではこちらのチャンネルがおすすめです。

ニコニコ動画とYouTubeの違いをゆっくり解説します

 

こちらは投稿者さんの主観が少し強めにでていますが、YouTubeとニコニコ動画の違いについて、視聴者と投稿者目線からわかりやすく解説しています。

個人的に、ニコニコ動画特有の流れるコメントが非常に気に入っています(笑)。

 

 

まとめ

今回は様々な視点からYouTubeとニコニコ動画の比較をしてみました。

動画投稿という観点から見ると、ニコニコ動画よりもYouTubeの方がオススメであるといえるでしょう。

もちろん、向き不向きはあり、何が正解かは人それぞれです。

YouTubeに向いている人、ニコニコ動画に向いている人、それぞれあるかとは思います。この記事が、どのコンテンツで動画を上げるか悩んでいる人にとって客観的な指標の一つになれば嬉しいです。

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