新型コロナウイルスの感染拡大で日本にはうつ病などの精神病にかかってしまう人が増えています。おうち時間が増え、誰とも会話することのできない状況が増す中で心の拠り所を求める人達も増えていることかと思います。

そんな中で心の安定になるような、ありがたいお話を聞くことのできるチャンネルがあります。今回紹介するチャンネルはお坊さん系Youtuberである大遇和尚です。

以下では大遇和尚について詳しく紹介していきます。

 

目次

大遇和尚のプロフィール

 本名は「大遇元勝」さん。僧名「大遇」とは大バカ者ということで、何にもとらわれることのない、自由の域に達したものという意味があります。

1972年愛知県に生まれた大遇和尚は3歳のころからお経を習い始め、5歳で葬儀デビュー、10歳の時にはすでに僧籍を取得するなど早くから仏教の道での大成が期待されていました。

しかし彼の所属する福厳寺は日本では数少ない会員制度を導入しており、厳しい師匠や堅苦しいしきたりなどかなり厳格な掟のある寺でした。

そんな寺で思春期を過ごした大遇和尚は周囲からのプレッシャーに耐えかねて家出をしてしまいます。紆余曲折を経て大学は仏教の総本山とも言われる駒澤大学に進学。卒業後は32歳で会社を興し、40歳手前でお寺に戻ります。

インドから日本までの仏教ルートをはじめとする世界各国を周遊しお寺やお坊さんの在り方について伝来して回っています。

 

大遇和尚の活動

 お坊さんとしての活動の他、弟子僧の育成や事業家としての活動、またセラピストや空手などたくさんの顔を持つ大遇和尚ですが、中でも作家や講演活動において力を発揮しています。後述するYoutubeチャンネル「大遇和尚の一問一答」の動画の中から厳選した60の話をまとめた『人生が確実に変わる大遇和尚の答え』の出版や、2020年2月に出版した『苦しみの手放し方』は多くの人の心を救ったと高評価を獲得しました。

 

Youtubeチャンネル『大遇和尚の一問一答』

 2014年8月から大遇和尚はYoutubeチャンネルを開設しました。

当時はYouTubeをやっているお坊さんは多くなく、その珍しさも手伝って多くの方に視聴されていました。

発信内容は、人間関係の悩みや仕事の悩みなどの人々が持つ普遍的な悩みに対してのアドバイスなど、住職という立場から貴重な話を伺うことができます。

そんな大遇和尚がYouTubeを始めたきっかけは、過去の相談者であった女子高生の自傷行為にあったといいます。母親と共に大遇和尚のもとへ相談にやってきた女子高生は受験や恋愛のストレスから拒食症やリストカットに苦しんでいました。

本当につらい悩みに対して、なかなか家族や身内に打ち明けらあれることのできる人は少ない。そんな時に当時主流であったYouTubeを用いてなら匿名でも色々な人の悩みを聞くことができる。そのような想いからYouTubeを始めたそうです。

 

動画では株式会社ナーランダ出版という会社が彼のチャンネルを全面的にサポートしており、ブランディングやプロモーション戦略などのお手伝いをしているみたいです。

チャンネル登録者数は2021年2月時点で32万人です。

 

大遇和尚まとめ

今回はちょっと珍しいお坊さんのチャンネルを紹介しました。

本業の僧侶としての活動から空手、作家など幅広い活動をしている大遇和尚さん。

普段生活している限りにおいて、お坊さんのお話を聞くことのできる機会はそう多くはないのではないでしょうか。

これを機に彼のYouTubeや書籍を通して、心が救われるようなありがたいお話を聞いてみてはどうでしょうか。

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