小中学生のなりたい職業1位になっていて「職業」として子供に認知されているユーチューバ―。

IT系の仕事をしていると「ユーチューブって稼げるの?」と聞かれることも多くありますが、「条件付きで稼げる」と答えています。
再生回数を稼げればもちろん収益も充分に期待できますが、問題はチャンネル登録者数と再生回数を稼げるかどうかにあります。

今回は、ユーチューブで充分な収益を上げるためには、SNSである程度のフォロワー数が必要な理由を解説します。

 

目次

チャンネル登録者数とSNSフォロワー数は大抵の場合でリンクしている

ユーチューバ―のほとんどがツイッターやインスタグラムを展開しています。

有名人であれば、SNSアカウントの開設が先の場合が多いですが、ユーチューバ―として成功している人たちはYoutubeアカウントと同時かYoutubeが盛り上がってきてSNSアカウントを開設しているパターンが多いです。

 

日本のトップユーチューバ―の展開するSNSのフォロワー数を見てみましょう。

Youtubeアカウント チャンネル登録者数 SNSフォロワー数
キッズライン 1190万人 3,500(Twitter)
はじめしゃちょー 892万人 99万(インスタ)
ヒカキン 867万人 350万(Twitter)
フィッシャーズ 646万人 126万(Twitter)
東海オンエア 550万人 198万人(Twitter)
木下ゆうか 548万人 27万人(インスタ)

*2020年9月 tetra調べ

これから見ても分かる通り、子供向けチャンネルの場合はSNSを展開してもフォロワー数は伸びていませんね。

これは、子供は音楽や映像で情報を収集するため、文字が画像で情報を発信するSNSではファンを増やすことは難しいことを意味しています。

ヒカキンもここ数年は子供向けチャンネルに方向を転換している傾向があるので、SNSでのフォロワー数は伸びていません。

 

Youtubeで成功すればSNSでも数十万~数百万人のフォロワーを獲得できるということが分かります。

知名度を上げることによって演者は人気が出るため、SNSを展開すればフォロワーが増えるということです。

これとは逆に、SNSで多くのフォロワーを抱えてYoutubeに参戦するケースもたまにあります。

 

Youtubeチャンネルの開設はSNSアカウント開設と似ている

Youtube配信もSNSと言われていますが、芸能人やスポーツ選手などの有名人が自身の情報を発信するツールとして活用されています。

Youtubeはツイッターやインスタグラムと違って広告収入を得ることができるので、それなりに充実したコンテンツに仕上げて視聴者を惹きつけることが収益に繋がります。

 

本当に人気の有名人であれば、さりげない動画だけでも視聴回数が稼ぐことができるため、有名人のYoutube参戦が増えてきていますね。

おそらく、TwitterやInstagramも同様に広告収入を得ることができるのであれば、Youtubeだけでなく他のSNSも必死にフォロワー集めに奔走するでしょう。

逆にもし、Youtubeでの配信で広告収入が入らないとすれば、動画の質も今ほどのクオリティにはならないし、手軽に情報を発信できるツールとして活用されないため有名人のユーチューバ―もこれほど増えてないはずです。

 

しかし、TikTokが動画専用のSNSではあるものの、Twitterはテキスト、Instagramは画像、Youtubeは動画のSNSであるという考え方をすると、Youtubeチャンネルは他のSNSでの展開と似ています。

 

つまり、TwitterやInstagramでユーザーを惹きつける能力がないのであれば、余程の事がなければYoutubeで成功するというのは難しいと言えます。

 

SNSでフォロワー数が稼げない人はYoutubeで稼げない

「Youtubeで稼ぐことができるかどうか」という質問には必ずこう答えるようにしています。

チャンネル登録者数を増やすこととSNSのフォロワー数を増やすことは、増やし方は違えど本質は全く同じだからです。

・ユーザーに有益な情報を発信する

・勉強になる、ためになる、面白いなど発信し続けられる

・コメントやリプなどでユーザーとコミュニケーションをとる

・ある種のカリスマ性などを発揮してパーソナリティで惹きつける

子供向けユーチューブチャンネルを除けば、Youtubeでチャンネル登録者が求めていることとSNSでフォロワーが求めていることは上記の内容で一致するはずです。

 

つまり、Youtubeを始める前に、TwitterやInstagramで多くのフォロワーを獲得できる才能がなければ、Youtuberとしての成功はほぼ不可能になるはずです。

 

簡単に言い換えるのであれば、ユーザーが求めることを理解していない人がユーチューバ―になろうとしても成功は出来ないということになります。

 

底辺Youtuberと呼ばれるYoutubeアカウントで、TwitterなどのSNSで10万人以上のフォロワーを抱えている人はほとんどいないでしょう。

一方で、10万人以上のフォロワーを抱えているアカウントを持っていれば、Youtuberとして成功する確率はグッと上がるはずです。

 

ユーチューバ―として活躍するには、撮影機材の調達、動画編集の技術確保、そして一番重要な時間と継続する根気が必要となります。

本気でユーチューバ―を目指したいのであれば、まずはTwitterやInstagramでフォロワーを数万人レベルまで増やせるかどうか、チャレンジしてから始めると良いかもしれませんね。

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