子供にYoutubeを観させることってなんとなく背徳感がありますよね?
成長過程に悪影響があるのではないかとか、変な言葉遣いを覚えるのではないかとか。

今回は、私が実体験を踏まえて2歳児の段階でYoutubeを観るのを許した長女と、許していない長男がそれぞれどのように育ったかレポートします。

 

Youtubeを観せた2歳児と、観せなかった2歳児の環境

まずはじめに、この実験を検証するために、Youtubeを観せたり観せなかったりしたわけではありません。
長女(現在6歳)の時、保育園に入れることもできなかったので、お婆ちゃんにずっと我が家に来てもらっていました。
そのため、長女はほとんど家でYoutubeかテレビの子供向け番組を観続ける生活に。

長男(現在3歳)は、生後6か月あたりから保育園に入っていたため、Youtube無しの環境で育ちました。テレビは多少観ています。

 

長女のYoutube依存は2歳になる前あたりから顕著に現れていました。
Fire Stickの操作も2歳児にしてほぼ完ぺきで、「この子は物覚えが良いのでは」と錯覚するほどでした。

逆に長男は、今3歳ですがデジタルは苦手な感じになっています。

 

それでは、2歳児にYoutubeを観せたそれぞれの現段階での影響を考察してみます。

 

2歳児でYoutubeを観せた子供

まず2歳の時にYoutubeを観せた長女の方です。

最も大きな影響として確実に言えるのが「標準語を覚えた」ということ。
当方、地方に在住しており割と方言の独特なイントネーションもあるのですが、2歳児からずっとYoutubeを観せた影響もあってか6歳の今でも標準語のイントネーションです。

幼稚園に通ってから、標準語を使うお友達のお母さんに「Youtube観せてる?」と聞くと、100%で観せています。
そもそもYoutube禁止の家庭は少ないと思いますが、標準語を使う割合が圧倒的に多くなるのは間違いないと思います。

 

この他には、その年代の少し上のトレンドに興味を持つことも特徴的です。

テレビを見ている子供たちは「おかあさんといっしょ」を観ている時期かと思いますが、少し上の年齢の「プリキュア」などのような変身するタイプのアニメや少女戦士みたいなのに激しく興味を持っていました。

変身グッズを欲しがるようになるのが非経済的ですが、興味を持ってなかったら他のおもちゃに興味を持っていただろうと思います。

 

個人差があると思いますが、2歳でYoutube漬けの毎日にしたせいで、感情的になったようにも思います。
HIMAWARIチャンネルや、かんあきチャンネルなどを観ることによって、人の感情をすごく理解するのが早くなったようです。

例えば、泣いたり笑ったり、怒ったり悲しんだり、子供なりに観ながら感情を共有しようとしています。
2歳児で全くYoutubeを観なかった息子と、3歳児時点での娘と比べると、娘の方が感情的なんです。
個人差があるかもしれませんが、娘はとても優しい人に育っている、そんな感覚が2~3歳の頃からずっとあります。

 

昔はテレビを観続けるのは悪だというような考え方が一般的にあったように思いますが、今はそうではなくなりました。

Youtubeを観続けたことによって、砂遊びや虫を観察することでは得られない知識や考え方が身についているような気がします。

 

2歳児でYoutubeを観せなかった子供の場合は

観せなかったというよりも観る機会があまりなかった息子ですが、観せていた娘と比べて前述の真逆です。

親の使う方言で話すようになり、
「おかあさんといっしょ」や子供の歌が大好きで、
男の子なので車のおもちゃを欲しがり、
感情はあまり出さないタイプです。

保育園に早くから通っていたこともあり、一人の時間が少なかったせいか、一人でいることを激しく怖がる一面があります。

 

正直、どっちがいいのか分かりませんが、賢く育っただろうというのはYoutubeを観せた長女かもしれません。

他人と比べるものの自分のペースが確立しているのがYoutubeを観せなかった長男のほうで、そっちの方が人間的な気もします。

 

2歳児でもYoutubeを観せたほうが良いと思う理由

2歳児でもYoutubeを観せた方がいいと思います。

観せないという強制は良くないし、性的・暴力的なコンテンツでなければたくさん見せて、たくさん知識を与え、何かを考える人に育てるべきだからです。

 

もちろん、幼いころからYoutubeを観せなかったから失敗という訳ではありません。
そっちの方が良いという親御さんもいるでしょう。

ただ、Youtubeを幼いころから観せることによって、確実に知識の幅は広がり、なりたいもの・憧れなどがみつかる可能性が増えます。

友達の作り方、友達が何をすれば喜ぶか・傷つくかなども、Youtubeの子供向けチャンネルではいつの間にか学んでいると思います。
保育園や幼稚園でも学ぶかもしれないけど、学びは早い方がいいです。

 

観せないほうがいいYoutubeチャンネルももちろんあります。
そんなチャンネルはある程度制限できるし、かたくなにYoutubeを見せないようにするという教育は一旦頭を柔らかくして考え直した方がいいかもしれませんね。

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