「モッパン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
語源を韓国に持ち、「食べる」という意味の「モクタ」と「放送」という意味をもつ「バンソン」という二つの言葉を組み合わせた造語で「食べ続ける」という意味です。
そしてこのモッパンは韓国のTVからスタートし、今ではYouTubeで食べ物を食べ続けるだけの動画として今注目を集めています。
今回はそんなモッパンというジャンルで活躍するYoutuberを紹介します。
モッパンはなぜ人気がある?ASMRとの違いを含めて解説
モッパンとは、言ってしまえば人がただ食べ物を食べ続けているだけの動画なのですが、なぜ人気があるのでしょうか。
それは主に韓国に根付く文化が関係しています。
従来韓国では食は複数人で楽しむものという考えがある一方、最近では一人世帯が問題となっています。
そこで一人世帯の人が、複数人でご飯を食べているような「モッパン」に注目が集まり、人気を呼んでいます。
韓国はもちろん、日本でも広がっている他、なんとイギリスでは「ロックダウン」や「コロナウイルス」と並んで「モッパン」という言葉が流行語大賞にも選ばれています。
この「モッパン」ですが、ASMRと似ていると感じる人も少なくないと思います。
実際よく比較対象となるASMRですが、ASMRは聴覚に訴えるものであるのに対して、モッパンは人が食べ物を食べる動画であるという、視覚に訴える面が大きいため両者は似て非なるものであります。
モッパンでおすすめのYoutuber
それでは実際にモッパンで人気を集めているYouTuberを何人か紹介します。
発祥が韓国ということもあり、韓国人のYoutuberが多いです。
ここでは男女ひとりずつ紹介していこうと思います。
Hyukヒョク
まずは『Hyuk ヒョク』というYoutuberです。
韓国人でありますが、日本語がとても上手でチャンネル登録者数46万人(2021年6月)を誇る大物Youtuberです。
辛いものが大好きで、下の動画のように激辛のペヤングと韓国で人気の辛い食べ物、ブルダックの食べ比べなどの動画を投稿しています。
ちなみに、辛いものを食べているのにも関わらず箸休めにキムチがあるのは、韓国独自の文化なのでしょうか。(笑)
そういった文化の違いも感じ取れて面白いです。
また、余談になりますがこの方はモッパン以外にも韓国語上達のための動画や美容に関する動画などたくさんのジャンルの動画を投稿しています。
気になる人はぜひ視聴して見てください。
boki
モッパン動画で人気を集める女性Youtuberといえばボキさんです。
チャンネル登録者数は100万人を超える、まさにモッパン界の有名人です。
その美しい容姿からは想像もつかないような大食いの持ち主で、動画を見てもらえればわかる通り、食べる食べ物の量も人一倍多いです。
こちらの動画はアメリカンドッグとトッポギを食べている動画ですが、量がとても多いです。
こんなに大きいアメリカンドッグ、どこで売っているのか気になるくらいです。
この動画ではタピオカや大福など甘いものを食べている動画です。
なんとなく韓国のモッパン動画というと辛いものが多い印象ですが、このように甘いもので囲まれている動画を見ると少し心が癒されます。
また、こちらのボキさんですが、一時期ステマ疑惑があり、動画活動が止まっていましたが、現在では復活しており一日一本のペースで動画を投稿しています。
モッパンに対しては一部の否定的な意見も
このように韓国で始まったモッパンですが、一部では気持ち悪いとの否定的な意見も見受けられます。
確かに人の咀嚼音をマイクで拾い、それを動画に投稿しているので受け入れられない人も一定数いるようです。
おそらくASMRが好きな人には刺さる動画でしょう。
全員が全員に受ける動画ではないので、苦手な方はご注意ください。