農家系Youtuber(農業系ユーチューバ―)を皆さんご存知でしょうか。

近年、自家農園で育てた野菜や果物を市場まで売りに出る様子をYouTubeに投稿している人たちが増えてきています。

中々都内で生活していると、こうした農業の良さには気付きにくいもの。都内で農業を行いたい!と思うと区民農園を借りることになります。広いところだと1区画が約30m2。1ヶ月あたり1,600円で借りることができるものの、抽選で倍率はすごいことになります。また都心の中の都心である千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区には区民農園が設定せれていません....ベランダのプラントで寂しく育てるしかないようです。

こうしたコンクリートジャングルで暮らしている都心の人たちを中心に、農業を行う動画の需要があがってきています。農業系動画は「土が触れない」「虫が嫌い」「散水できない」「日焼けしたくない」などなど色んなハードルを一気に超えることができます。自ら育てている感覚になることができるのでオススメです。

今回はこうした農業系Youtuberの中でも特に人気を博し、多くの視聴者を持つ「harada farm」というYouTubeチャンネルの魅力について解説していきます。

 

「harada farm」の基本プロフィール

この「harada farm」チャンネルを運用している人は広島県東広島市福富町で「原田農園」を営む原田賢志さんです。市町村合併でわかりづらくはなっていますが、人口3,000人程度の小さな集落です。

本業はYoutubeでなく、自動車に整備士をしていました。家の近くに道の駅ができたことから、何か商売をしたいと考えます。ここでいいう道の駅は「湖畔の里 福富」になります。まず最初は近所の川で取ったメダカを売り始めます。メダカ....。実は日本にいるメダカは絶滅危惧種に指定されています。勝手に川で取って売っていいのか疑問です。漁業法などに引っかからないか調査が必要な気がします。絶滅危惧種に指定されている天然のメダカが売っているのでお客さんは飛びつきます。飛ぶように売れたそうです。それは売れるでしょうね、、、、笑

売れることに味をしめた原田賢志は自分自身の畑で取った農作物を道の駅で売り始めます。ようやくまともな商売をやってくれました。笑ここでも飛ぶように売れたそうです。あぶない道を渡ることもあるかもしれませんが、基本的に商売センスがあるんでしょうね。自動車整備士をやりながらなので兼業農家というやつですね!いろんな人の土地を借りて農業範囲を広げていきます。シムシティをやっているみたいです。

今では白菜やナス、ピーマンなどの農作物を育てており、主に道の駅以外には広島市内の学校の給食工場に売っています。コレは結構儲かりそうです!ただ冬は農業ができないので、暇になり収入が自動車整備士だけになるそうです。自動車整備士の初任給の相場は月収19万円。平均しても月収25〜30万円です。冬は少し心もとない収入となりそうです....。

Youtubeはもともと記録用に始めたそうです。

両親から日々の日記をつけるよう言われていた原田さんでしたが、文字に書き起こしたりするのが苦手だった彼は自身の活動をYoutubeに記録するようにしました。

するとプロ顔負けの撮影機材や編集などが反響を呼び現在ではチャンネル登録者5万人を超えるアカウントにまでなりました。

彼のすごいところは毎日動画を投稿していることです。17時半の工場勤務が終わったら飲みに行ったりせずにまっすぐ家に帰り、畑仕事を開始。そして食事を済ませて21時から動画編集し、動画をアップロードしています。やっぱり働きものなところがあります!好感もてますね!

野菜の育て方はもちろん、ミニトマトの下葉を落とすタイミングやトラクターを使っている動画などその内容は多岐にわたります。

原田農園のおすすめ動画

ここではそんな彼のおすすめ動画をいくつか紹介したいと思います。

まずはこちらの動画です。

先ほど少し紹介した『ミニトマトの下葉を切り落とすタイミング』という動画です。

そもそも下葉を切り落とすことすら意外に思う方もいるかもしれません。

家でトマトを栽培している方も多いのではないでしょうか。

とてもわかりやすく、トマトの奥の深さについて解説しているので、自家栽培をしている方やトマトが好きな方にオススメの動画です。

何とこちらの動画は視聴回数166万回と同チャンネルでも最多の再生回数を誇っています。

 

 

続いてはナスの剪定方法とドローンを用いての水稲防除の動画です。

こちらもトマトと同様に自家栽培する際、品質などで悩まれる方もいるのではないでしょうか。

ナスの剪定方法を初心者にも分かりやすく解説し、またドローンを使った水稲防除は中々見れる機会が少ないため、見ているだけでもとても面白いです。

(国土交通大臣の許可を得ての散布)

 

原田農園ではオフ会も!?

面白いことに原田さんは視聴者を集めてのオフ会を開催しています。

数多くのYoutuberがいる中で、中々オフ会を実施する方は少ないのではないでしょうか。

ファン感謝デーの名のもと、一年に一回、全国から30名ほどの視聴者が集まり、農業体験などをやるようです。原田さんとの繋がりはもちろん、視聴者同士での交流も図ることができるため人気です。

視聴者の中には自分で野菜を育てている人も多く、そういった人たちには、このオフ会は貴重な経験ができる場であるだけでなく情報交換の場としてもうってつけです。

 

 

まとめ

 今回農系Youtuber 『harada farm』についてまとめてみました。

他にも農業系Youtuberは多数いますが、彼ほどわかりやすく、毎日動画を投稿している方は中々いないと思います。

自家栽培しているかたはもちろん、野菜や果物が好きという事であればだれでもぜひ見ていただきたいチャンネルです。とてもわかりやすいので、これを機に野菜について詳しくなるのもいいのではないでしょうか。最近、農業系漫画も増えてきています。荒川弘の「百姓貴族」、市橋俊介の「ぼっち村」、横山裕二の「十勝ひとりぼっち農園」などなど!どれも面白く農業を紹介してくれています。農業系youtubeから入るか、農業系漫画から入るのか。個人的には漫画から入って、youtubeに移行することをおすすめします!

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